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南十字星と出会える島、2021年5月の宮古島


季節も着実に夏へと向かっている6月。ここ宮古島は、5月の半ば頃から連日30℃を越す気温。最低気温も25℃以上の熱帯夜が続いています。

そんな宮古島の2021年5月は、ひとあしお先に海遊びを堪能した月でした。特に5月の半ばの土日は快晴に恵まれて、ほぼ丸二日海にいたと言っても過言ではない週末を過ごしました。今回は特に思い出の深かった伊良部島での半日をご紹介。

17ENDはいつ行っても癒されるところでした

5月の半ばの土曜日、この日はほぼ丸一日「伊良部島」で過ごした日でした。まずは最初の目的地でもある17ENDへ向かいます。17ENDとは、伊良部島に寄り添うように浮かんでいる下地島という島にある、下地島空港の縁にあるところです。

宮古空港からは、まずは伊良部島を目指して進みます。伊良部大橋を越えたら左折し、渡口の浜を目指します。渡口の浜への小さな看板が左に見えたらそのまま直進して橋を越えます。橋を越えて1〜2分ほど走ると「まもる君(正式名は「まさる君」)」が立っている交差点が見えるので、左折し「通り池」方面へ。あとはひたすら通り沿いを進むこと8分ほどで駐車スペースに到着します。

駐車スペースに車を停めてからは徒歩で空港の縁を歩いていきます。ちょうど地図上のピンが落ちているところは、飛行機が降りてくる真下に当たります。航空機の発着時間になると人がわちゃわちゃと集まっていき、思い思いに写真や動画を撮っています。

そんな17ENDの見所は、なんといっても宮古島随一の透明度を誇る海です。宮古島の中心地からは30分近くかかる17ENDですが、その時間とコスト(ガソリン代ですが:笑)をかけても、絶対に行くべき場所だと思います。私が初めてここに訪れたのが、5年前の冬。あいにくの曇り空で、本気の17ENDを見ることができませんでしたが、その2年後に来た夏に良い場所があると言われて連れてきてもらった場所でもあります。晴れ渡る空と透明から水色、濃いブルーへとグラデーションが見事な海を見たときに、宮古島に来たときは必ずここに行くと決めていたのでした。

今は、いつでも好きなときに行ける17ENDですが、ちょっと落ち込んだときや癒しを求めている時には必ず来るようにしています。

ここは、干潮時にだけ現れる幻のビーチがありますが、基本的にこのビーチで泳ぐことはオススメしません。この素晴らしい海を後生に残すためにも、絶景ビーチを眺めながら島時間を過ごすことをオススメします。この場所は、日よけになるところが一切無いので、日傘や帽子そしてUVケアはお忘れなく。

伊良部島での海遊びは渡口の浜はいかがですか?

17ENDまで来てしまうと、海遊びをするのに与那覇前浜ビーチやシギラビーチなどへ行くとなると30分以上も車を走らせて行くしかありません。東海岸の吉野海岸や新城海岸ともなるとさらに大変です。そこでおすすめするのが、伊良部島にある「渡口の浜」です。17ENDの駐車スペースからは来た道を戻るかたちになります。

17ENDの絶景を後にして、渡口の浜へ向かうには来た道を戻るだけです。まもる君(まさる君)が見えたら右折して車を走らせること1〜2分で橋が見えてきます。橋を渡ってすぐを右折してまもなく駐車場(無料)があるので、そこに車を停めて、その先のビーチに向かいます。17ENDからはだいたい10分ほど。

渡口の浜ももちろん宮古ブルー(伊良部ブルー)は健在です。この日は3時間ほどここで海遊びをしてきましたが、海水温が高く、気持ちよく泳ぐことができました。少々残念だったのが、ゴミがちょいちょい浮いていたこと。漂着ゴミなのか、廃棄ゴミなのかは定かではありませんが、こんなブルーの海を汚されるのを目の当たりにすると悲しくなりますね。

渡口の浜は、公共のシャワーブース(1回100円/4分)もあり、(男性用しかわかりませんが)シャワーブースの数も多くそして綺麗なのでオススメビーチのひとつです。

夕陽を眺めるのは佐和田の浜か17ENDで

伊良部島/下地島は宮古島の西側に位置しているので、夕陽を眺めるのにベストなスポットがあります。ひとつは先に紹介した17END。もう一つは佐和田の浜です。この日は、伊良部島を堪能することが目的だったのと、既に17ENDでの夕陽は見ているので、まだ行ったことのなかった佐和田の浜で夕陽を眺めることにしました。渡口の浜で海遊びをして、シャワーを浴びた後、車で佐和田の浜へ向かいます。渡口の浜から佐和田の浜であれば、車で5分ほどで着きます。

渡口の浜からの一番わかりやすいルート:https://goo.gl/maps/4DugeRDhBWuTq5bE9

地図を見るとわかるのですが、ここは下地島空港を眺めることもできる場所で、夕陽だけでなく航空機の離発着も見られるスポットで、飛行機好きな私にはたまらないスポットです。日曜日はお休みですが、有名な伊良部そば屋も近くにあります。

この日はあいにく水平線上に雲が出ていて夕陽はおあずけかと思っていたのですが、ちょうどギリギリの所で雲が途切れていて水平線に沈む夕陽を見ることができました。

宮古島は日本で南十字星が見られる数少ない島

南十字星は、南半球でよく見られる星ですが、赤道付近の限られた地域でしか見ることができないので、本州以北ではみることができません。

この日は、佐和田の浜で夕陽を見た後、伊良部島に1件だけあるファミリーマートでお弁当を購入して、マジックアワーも終わった20時過ぎに再び渡口の浜へ向かい星空撮影をしてきました。

渡口の浜の防波堤でカメラをセットし、西の空を撮影。この日は薄い三日月が出ていたため、光量調整がかなり難しく、以前のようないい絵を撮ることができませんでした。

カメラを南に向けて撮影をしているとき、iPhoneに入れているNight Skyという星空アプリを立ち上げて、この時期に見える南の空の星を確認。すでに南東方面からは蠍座が上ってきていたのですが、Night Skyを真南に向けてみると気になる文字が。

「最も重要な点」という文字が星空に出てきて、詳細を見てみると「南十字星」であること発見!

宮古島や石垣島などでは南十字星が見られるとは聞いていたのですが、まさかこの日に南十字星を見られるとは思いもしませんでした(よく調べろと言うねw)。

とにかく無心で何枚もシャッターを切り(シャッタースピード15”)、そして撮影できた中のひとつがこれです。ちょうど写真中央から右半分の中程の下側に菱形の星があるかと思います。これが南十字星です。

宮古島での南十字星が見られるのは、ちょうど4月〜6月頃。5月はだいたい20時頃からはっきり見られるようになり、1時頃には南に沈んでしまいます。予想外の星に出会えて感動したのでした。

宮古島は星が綺麗に見られるところは多々ありますが、ここ伊良部島は光害も少なく、宮古島の本島よりも満天の星空を見ることができます。

宮古島に来て6月で半年。ゆっくり見てまわることがなかった伊良部島でさまざまな発見があり、まだまだ知らない宮古島をしることができました。

南十字星を見たいと思ったら、ぜひGW明けの宮古島をオススメします。

それでは!


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